2010年8月
「ええか。人(ひと)に間(あいだ)と書いて人間(にんげん)と読む。なんでかわかるか?これはな、社会生活における様々な人と人との距離感、間合いを修得することで、立場をわきまえ、人に対するやさしさや思いやり、敬い、規律なども同時に心得なさい。そして、その人との間合いを身につけてこそ、はじめて人間となれるのですよ。と言うことなんや。お前はまだまだなっとらん。はよ人間になれるように頑張れ。」と、昔そんなことを恩師にコンコンと説教されたことがある。僕は第四の妖怪人間だったらしい。
「オカン!よ。黙っとたな!」
さて、猛暑、熱帯夜が絶えない。こう暑い日が続くと大半の人が「暑いっ。暑いから近寄らんといてくれ。」というのが正直なところではなかろうか。ここまでくると、俗によく言う物理的な人との距離も大切で、人が不快を感じ始める75~100cm付近に人間が入ってくると腹が立つ。更に45cm以降は、近づけば近づく程、いつ喧嘩が始まってもおかしくない状態に陥る。そんな数字が、かなりシビアになっているのではないかと思う。なんでも限界というものがあるのだ。
しかし、何やらその距離も限度を超すと、そこには「愛」があるらしい。なんでも、人と人が抱き合うときの必要な要素として、相手への思いやる気持ちや真心、愛情がなければ人と人が密着することはないとか。
「ほ~。なるほどなぁ。下心でも密着ォッヶ-…。」
(率直で、健康な男性諸君を代弁しておく)
愛は真ん中に心を書き、恋は下に心を書く。公私ともにアバンチュールで暑苦しいこの季節、火傷をしたくないのなら、人にくっつくのは、情だけにしておくのがよろしいようで。
追伸:
猛暑日に、ご先祖様でもまいります。エアコンをつけてくれ。頼む。
2010年8月14日 23時44分 カテゴリー:「それでもドロップキック」