2012年7月7日(土)に、奈良県橿原市かしはら万葉ホールで開催される「人形浄瑠璃文楽★七夕公演 文楽ノススメ」。今年は七夕で土曜日、日取りとしては最高の開催日なのではなかろうか。この公演ポスターを眺め、そんなことを思いながら、橋下市長と文楽協会の補助金問題が頭をかすめる。大阪市民としては大問題なのだろうが、広くエンターテイメントと捉え鑑賞する側にとってみれば、嘘か誠か知らないが、古典芸能、伝統芸能の特権意識や金に操られた一部の人間のことなんてどうでもよい。逆にその中にいながらも、それら凝り固まった構造を変えてやろうと志している者に対しては、応援したくなるのも世の常で、判断基準は良いか悪いかのそれだけだ。
さぁ、明日は七夕。「人形浄瑠璃文楽★七夕公演 文楽ノススメ」にとっての舞台は整っている。鑑賞を予定している人は、大夫の語りと浄瑠璃に合わせて操られた人形の心意気を、例年に増して見られるだろうと願いを込めるにちがいない。だって、この公演ポスターからは心意気が見えるのだから…。【編集部】
■人形浄瑠璃文楽★七夕公演 文楽ノススメ
【場 所】かしはら万葉ホール1階 ロマントピアホール
【開催日】2012年7月7日(土曜日)13時30分開場 14時00分開演
【演 目】①妹背山婦女庭訓~道行恋苧環~(いもせやまおんなていきん~みちゆきこいのおだまき~)②壺坂観音霊験記~沢市内より山の段~(つぼさかかんのんれいげんき~さわいちうちよりやまのだん~)
【特 典】当日、来場者には現代仮名遣いの床本をプレゼント
2012年7月6日 14時34分 カテゴリー:いけるせいかつ