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いける日刊・たまたゆ新聞とは

政治、経済、金融、芸能、スポーツ、芸術などなど、お偉い方々があたかも世の中の歴史をつくっているかのようですが、そのかたわらで、ささやかながらに喜びを見いだしたり、また困難に対峙する時には工夫をこらしてジワジワと変化、変革をくりかえしてつづられる大多数のなにげない歴史があったりします。いける日刊・たまたゆ新聞では、そんな大多数の小さな出来事の集積の一部ををいける日（書ける日）に、日記者が「いける（いけてない）」と感じたことを日記事として記録、掲載していきます。 >>詳しくはこちら

2014年2月

いま、おもうこと 35

無理なんかしてるつもりもなくチカラまかせに無理をして怪我をした。少ししたら、無理はするけどちょっとしたコントロールができるようになった。それでも怪我をしないわけじゃなかった。そのうちに、無理をすることが恥ずかしく思うようになった。怪我をしても隠すようになった。だからといって、無理することはやめなかった。しばらくすると、無理をしている自分のことが疑わしく思えてきた。たまに、無理をしているふりをする自分がいた。怪我はほとんどしなくなった。そうしたら、無理を言ってくる人のことが目につきだしてイライラするようになった。逆に、「無理するなよ」と言ってくれる人が賢者であり理解者であるように思えた。だから、「無理するなよ」と人に言ってみたりもした。意に反するときは仕方なく無理矢理無理をしていた。セーブしながら無理をすることは忘れなかった。やってもみないことを無理をすればできるだろうと勘違いするようにもなった。だからといって、無理をしないわけじゃなかった。相手を見て、「無理をしてでも」と思うときは無理をした。そして、「あれ？」と思うことがおこった。人に無理を言いだしていた。自分は無理をしなくても経験がそれをカバーしてくれると高をくくっていた。無理をしないのは、気持ちが乗らないだけだ。気持ちが乗らないのは、自分とは別のところに原因があるからだ。とも思うのだった。それからは、無理もきかなくなった。同時に叱られることもなくなった。それを歳のせいにするのが当然だと思っていた。しかし、それは違った。アホくさく思った。そして今日、無理をしてでもやってやろうと思った。実はかなり前からそう思っていた。昨日も思っていた。最初から、そう思っていた。

2014年2月11日 23時54分　カテゴリー：「それでもドロップキック」