2011年7月
いつの時代だって流行りすたりというのがあって、誰の仕業か知らないけれど、誰もがみんな騙されて(でもないかな)、振り返ってみると、ちょっと人には見せられないあの頃の自分が写真なんかにおさまっていたりする。僕自身も例外ではなくて、異常に肩幅の広い紺のブレザーに袖を通し、テクノカットでどや顔まる出しの自分がしっかりおさめられている。どことなく一生懸命な感じが笑ってしまう原因なんだろうけど、これからも間違いなくおさめていくと思うし、時代の彩りとして、もちろん僕の足跡の彩りとして明るく自分を笑っていきたいと思っている。
そんなこんなで、
街を歩いていると、ちょくちょく不必要に先のとがった靴を履いているビジネスマンを見かける。「今の流行りなんだろうな」ってなことは常々思っていたんだけど、僕はそのような靴を履かないし、その良さがわからないので率直に、「歩きにくくはないのかなぁ」とか「ちょっとした段差ですぐにつまずいたりしないのかなぁ」とか「自転車に乗る時、ペダルにひっかかって弁慶の泣きどころをぶつけたりしないのかなぁ」とか「乗り込んだ電車の扉に挟まって身動きがとれなくなったりしないのかなぁ」とか「スタバで珈琲を受け取る時に、ちょっと遠くなって受け取りにくくならないのかなぁ」とか「やっぱり前には倒れにくいのかなぁ」とか「実は足がとがっているのかなぁ」とか「だったらすぐに靴下が破れるなぁ」とか「靴下がたくさんいるなぁ」とか「そんな風には見えないけど金持ちなのかなぁ」とか「いや、靴下を履いていないのかな?」「まてよ、そらぁ臭いなぁ」「つーか、絶対水虫やん」とか、ひと通りの気になることを会社のとがった同僚に聞いてみた。曰く、全部そんなことはないらしい。さらに「なぜ、とがっている靴を履いているのか?何かいいことがあるのか?」と突っ込んでみると、少し考えてから「わからん」と返ってきた。
「ふ~ん」
その後、同僚が「やっぱり、つまずきやすいかも」と少しココロを開いてくれたので、ちょっとだけうれしくなってタバコを1本くれてやった。
2011年7月16日 13時29分 カテゴリー:「それでもドロップキック」