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いける日刊・たまたゆ新聞とは

政治、経済、金融、芸能、スポーツ、芸術などなど、お偉い方々があたかも世の中の歴史をつくっているかのようですが、そのかたわらで、ささやかながらに喜びを見いだしたり、また困難に対峙する時には工夫をこらしてジワジワと変化、変革をくりかえしてつづられる大多数のなにげない歴史があったりします。いける日刊・たまたゆ新聞では、そんな大多数の小さな出来事の集積の一部ををいける日（書ける日）に、日記者が「いける（いけてない）」と感じたことを日記事として記録、掲載していきます。 >>詳しくはこちら

2012年1月

いま、おもうこと 10

諸先輩方と話をしていると、ごくたまに「今の日本はダメだね。これからの若い人がもっとがんばらないと」とはっぱをかけられることがある。僕は反射的に「え、あなた方がつくった今ですよね」と思ってしまったりする。
過日、新しくおとなの仲間入りをした新成人の人達を見ながら、そして、僕のこどもを前にして、僕を含む今について、卑怯にも僕が何も言わなかったのは、以前にも書いたけれど、同じ自分が「沢山飯を食った人（先輩）ほど、人は尊敬に値する」と思っているからで、それを恥ずかしげもなく、僕自身の逃げ道として用意してしまったからなんだと思う。そして、その矛盾は、まぎれもなく僕自身のものだと、瞬時にわかっていたからだと思う。
新しい（年）を呑気に受け止めていけるのも、今まで馴染んだものが手もとにあるからなんだろうな。そう思う。

2012年1月11日 22時51分　カテゴリー：「それでもドロップキック」