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いける日刊・たまたゆ新聞とは

政治、経済、金融、芸能、スポーツ、芸術などなど、お偉い方々があたかも世の中の歴史をつくっているかのようですが、そのかたわらで、ささやかながらに喜びを見いだしたり、また困難に対峙する時には工夫をこらしてジワジワと変化、変革をくりかえしてつづられる大多数のなにげない歴史があったりします。いける日刊・たまたゆ新聞では、そんな大多数の小さな出来事の集積の一部ををいける日（書ける日）に、日記者が「いける（いけてない）」と感じたことを日記事として記録、掲載していきます。 >>詳しくはこちら

2012年2月

サービスペシャルランチ

おしながき

まず最初に、（オードブル）
僕の会社の近所にあるサラリーマンの味方のような食堂では、平日のサービスランチが、たったの530円で食べることができる。その内訳はと言うと、かけうどんないしはかけ蕎麦に、おかず1品（刺身なんかもあって選べる）が付いて、ごはんもおかわり自由。味もそこそこだし、昼のサービスとしては充実の内容だ。

ということで、（魚料理）
街を歩いていると、平日には、サービスがそこらじゅうにある。まぁまぁ都合もよくて快適なんだけど、それが休日になるとスペシャルに打って変わり、転じて不都合を感じてしまうことがしばしば。面倒くさいなぁと思っていても、世の中のしくみが「忙しない平日は都合で、そうでない休日は不都合でよし」「都合と不都合は、わかれているから都合がいいのであって、同居してしまうと、どうしようもない不都合」ということなのだろうか？んー。なんともこれは、都合で生きているおとな特有のシステマチックな暗黙のルールに思えるなぁ。もう少し、柔軟にサービスとスペシャルの共存があってもいいような気もするぞ。

と、まぁ前置きが長くなりましたが、（肉料理）
今日はバレンタインデー。クリスマスしかり、平日のサービスに、休日のスペシャルがくっついたようなこの日。なんとなーく面倒くさくて、浮き足立ったように映っていたりはしていませんか？もしかすると都合ばかりの生活を過ごしているのかもしれません。僕だって都合よく530円のサービスランチを利用しているくちなので、人のことは言えないけれど、実は忘れてしまっているだけで、おとなであっても、ちゃんとおとこやおんなをしていると面倒なんてことはないようです。間違っても「あの頃は、アホやったなぁ」なんてことは思わないように。

最後にチョコっと。（デザート）
冒頭にご紹介した食堂のランチ。よくよく見るとキャッチコピーに「平日限定サービスランチ！スペシャルプライス530円」と書いてある。サ…、サービスとスペシャルの共存…。この散文を台無しにしてしまうほど不都合極まりないやないか。なんか、面倒くさくなってきた。全部どうでもええわい。やっぱり、好きにやってくれ。

2012年2月14日 12時52分　カテゴリー：「それでもドロップキック」