いける日刊・たまたゆ新聞 の 2012 の 1月
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2012年1月

いける日刊のバックナンバー

2038年1月19日 3時14分7秒

26年後の今日、2038年1月19日3時14分7秒を過ぎると世界中のコンピュータ(UNIX、LINAX系)が誤作動を起こすとされている問題をご存じですか?
実は、この問題、コンピュータの時刻表現を「ま、キリがいいし、このあたりからにしようか…」的に、スタートを1970年1月1日0時0分0秒としたこと、また、その経過秒数の限界が21億4748万3647秒までということにあるようで、1970年1月1日0時0分0秒をスタートして、21億4748万3647秒後の2038年1月19日3時14分7秒以降は、値がオーバーフローしてしまい、負として扱われるために誤作動を起こすんだとか。
「それがどうした?」「私は、Windowsだから関係ない」という方も多いと思いますが、UNIX、LINAX系のコンピュータはバカにはできなくて、身近なところではメールやインターネットを使用するためのサーバに使われていたりしますし、C言語のtime_t 型等をつかっている32bit のアプリケーションは、もちろんこの問題に該当するのでWindowsだって例外ではありません。数年前には、実際に銀行のATMでトラブルが起こったりしているので、生活レベルで考えても、あながち無関係というわけでもないのです。

以前、2000年問題が世の中を騒がせた時には、ミサイル誤発射などの物騒なこともいわれました。「そんなことが実際に起こったらと思うと、今から怖くて夜も眠れなくなる…」なんてことは言いすぎですが、予備知識としてちょっと頭の片隅に置いておくのは、いいんじゃないかなと思います。因みに、2038年1月19日3時14分7秒の次は、1901年12月13日20時45分52秒になるんですって。26年後の今日、あなたは、どうしているんでしょうね?その時、「ひぃじいちゃんからメールが届いた」なんてことがあったら、うれしびっくりですけど。なんてね。
あっ、そうそう。この問題が起こる前に、同様に時刻表現の理由で「2036年問題」ってのもあります…。【編集部】

※2038年1月19日3時14分7秒は世界標準時で、日本時間で表すと2038年1月19日12時14分7秒

2012年1月19日 23時58分 カテゴリー:いけるせいかつ

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